1.高い専門知識による正確な調剤
薬局薬剤師の代表的な職務は、処方せんにもとづく調剤です。患者さまの体質や薬のアレルギー歴、どんな薬をいつごろ使用したかなどの記録を確認して、薬の副作用や併用している薬との相互作用のチェックを行います。これは服薬の安全性を確保するための、薬剤師の重要な役割であり、必要があれば医師への確認や処方の改善を求めるなど、医療機関との連絡を密にして安全で正確な調剤をおこなっています。
2.安心を提供する適切なアドバイス
薬の服用の仕方、効能や保管方法などの留意点から健康上のアドバイスまで、患者さまの疑問や不安にお答えするのは、調剤と同じく薬剤師の大きな仕事です。
患者さまによっては、錠剤が飲みづらい、にがいお薬が苦手など要望をお持ちの方もいらっしゃいます。
まず患者さまの声をお聞きし、臨床薬学の知識にもとづいた、きめ細かな対応をしていくことは、専門知識をもった薬剤師であればこそ果たすことのできる役割です。
居宅療養を支援する在宅服用指導
高齢者の方が多く住んでいたり、障害者の方がいらっしゃる地域では、お薬を自宅にお届けするサービスや、薬剤師の訪問による服薬指導を行っています。
これは病院、医院、診療所等の医師や歯科医師の指導にもとづいて通院困難な患者さまを訪問し、お薬を安全に正しく服用していただくための薬歴の管理、服用法の指導、服用状況の管理を行うことで、患者さまの居宅療養を支援するためのサービスです。